英語論文や研究発表、ビジネスでの資料作成やプレゼンなど、英語で文章を書く機会が増えています。
でも、メールや会話の英語と何が違うの?
論文やビジネスの資料ではよりフォーマルな表現を心がけることが重要です。
ルールを知ってしまえば簡単ですので、頭の中に入れておきましょう。
今回はフォーマルに書く際の注意点5つを順番に説明していきます。
省略語、俗語、口語は使わない
省略語
メールや会話の中では言葉をつなげて省略することが多いと思います。
例えば、I’m (I am) や doesn’t (does not), can’t (can not)など。
このような省略語は論文などでは使用しません。※但し引用部は可
しかし、例外として挿入図や表、参照情報には以下のような省略語が使用できますので覚えておくと便利です!
cf. {confer}参照せよ
e.g. {exempli gratia}例えば
etc. {et cetera}など
fig. {figure}表
i.e. {id est}すなわち
n.d.{no date}日付なし
pub. {published by}~出版
俗語
俗語とは公的な文章には用いられない単語や言い回しのことを指します。
これらの言葉は使わないようにしましょう。
例えば、I wanna (I want to) や I gonna (I am going to) など。
もちろん若者言葉いわゆるスラングと言われている言葉も避けましょう。
例えば、Awesome や Absolutelyなどです。
口語
普段の会話でよく使う言葉として、例えば、I mean, It is like, So~など。
このような口語は論文などでは使用しませんので、気を付けましょう。
日本語でも同じですので分からなくなった時は、一度日本語に置き換えて考えてみてもいいかもしれません。(なんか~、だから~、~的な感じ、とか日本語の文章でも控えますよね)
婉曲な表現は避ける
論文やビジネスでは事実や仮説を論理的に説明していくので、could, would, might, maybe, can be などの曖昧な表現は用いないようにしましょう。
また、I think や in my opinion などの自分の意見は論文では必要ありませんので避けましょう。もし書く必要があるのであれば、主語は”I”ではなく”We”を使用しましょう。
接続語を文頭に置かない
Because, And, So, But, Then, Anyway などの接続語を文頭には通常置きません。
簡単な文章例でみていきましょう。
性別を表す単語に注意
日本語では少ないですが、英語には性別を表す単語が多くあります。
論文やビジネス上ではこのような単語に気を付けて使用しないと、性別に対する偏見や固定概念を意図せずに植え付けてしまいます。特に最近は”Diversity”など多様性が重視されているため、このような単語は気を付けましょう。
例として以下の通りです。
sportsman → athlete
policeman → Police officer
businessman → businessperson
mother tongue → native language
waitress, waiter → server
結論ファーストを心がける
ここまでは避ける言葉や言い回しを説明してきましたが、文章全体として気を付けることとしては、「結論ファースト」です。
論文の構成でもビジネスでもそうですが、先に結論を言います。
例えば、簡単に以下のような流れになります。
理由は3つ
初めに・・・
次に・・・
最後に・・・
よって、以上の理由から本を読むことが重要であると言える。(結論)
最後に
今回説明した内容は英語論文を書く時だけでなく、ビジネスでも非常に使える内容ですので、ぜひ5つのポイントを心がけていただければと思います。
英語だと言葉の使い分けなどが難しいとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
また、論文を書く際のバイブルになるおすすめの本を以下に貼っておきますので、大学生の方はぜひ参考にしてみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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