イギリスに来て一年が経とうとしている今、第二子も生まれる予定で、いよいよ車が必要になってきました。
でも駐在期間はあと二年かもしれない…と考えると、なるべく安く済ませたいところ。でも実は半年前に一度車の購入に失敗し、二度目でようやく成功しました。
今回はその失敗談と探し方、購入方法についてお話ししていきます。
購入後の保険・税金・車両登録等や、パンクの体験談についてはこちらの記事で↓
はじめに〜失敗談〜
FinanceとCash
中古車を購入を検討した際、車のリースも調べました。しかし、車のリースの審査にはことごとく落ちるのが現実。
理由は滞在歴が浅いのと、クレジットカード利用歴が浅く信用度が低いとのこと。
つまり駐在者で赴任後1年以内にリースを契約しようとすると、かなりの確率で落ちます。
次に注目したのが中古車購入のFinance。
Financeは何分割支払いか(24ヶ月など)設定し、月々一定額支払う方法です。これなら毎月£300くらいで設定して、駐在の間乗り続け、本帰国時に購入したディーラーに買い取ってもらうことができます。
ディーラーにリース契約ができなかった旨伝えても、Fiananceなら大丈夫と言われたため、2022年製の車(結構高い…)を契約しました。
しかしここで問題発生。
滞在歴3ヶ月で伝えていたのに、ディーラーのミスで3年で登録されており、Finance会社がミスを指摘。結果審査通らず、2ヶ月かけてようやく前金を返金してもらいました。(時間かかりすぎ…)
最後に残された手段はCash。つまり一括購入です。
一括購入であれば銀行のデビットカードで駐在者も購入できます。
中古車の探し方
一括購入となればかなり安いものを探すしかありません。年式が古く、走行距離も多く、状態がマシなものを探します。
日本人から購入
日本人から購入したい場合は、MixBで帰国する方から購入するか、日系ディーラーから購入します。
ただし日系ディーラーは市場価格より高めに価格が設定されているので、MixBでタイミングを測る方が安く購入できます。
現地サイトで購入
現地の方からの購入で良い場合は、Autotraderがおすすめです。
Autoraderでは個人で売りに出しているPrivateか、中古車ディーラーが売りに出しているTradeか、フィルターをかけて選ぶことができます。
Privateの方が安い場合がありますが、保証がついていないので、心配な場合はTradeから購入することをおすすめします。
検索条件として、主に価格/車体タイプ/走行距離/ギア/燃料/年式/事故車可否などを入力するとかなり絞れます。
※ギア:Manual/Automaticから選択
※燃料:Diesel/Petrol/Electricから選択
※事故車可否:CAT S/C/D/Nなどは事故歴があるので、検索結果からCATを外すことができます
購入前の注意点
UTLZ規制
ロンドンでは大気汚染の改善のためにULEZ(Ultra Low Emission Zone)規制が設けられています。排出ガスの基準に満たない車は通行料金(£12.50/day)を支払う必要があります。
PetrolならEuro 5以上、DieselならEuro 6以上ならクリアなので、検索時にEmission Classが上記以上になっているか必ず確認してください。
MOT履歴
イギリスでは毎年MOTという車検のようなものがあり、車のナンバーに過去のMOTが記録されています。
Autotraderなどで良い車を見つけたら、まずはこちらのページにナンバーを入力し、MOT履歴を確認します。
ブレーキパッドが薄くなりすぎてFAILしていたり、ブレーキランプ切れなどは良くあることなので、最新のMOTがPASSしていれば問題ないです。
注意が必要なのは、過去にオイル漏れした歴がある場合です。Oil leakなどの記載がある車は避けた方が無難でしょう。
また、次のMOT期限はいつなのか確認しておくのも大切です。購入後1ヶ月ほどでMOTに出す必要がある車よりも、半年以上余裕がある方がオススメです。
購入方法
直接見に行く
Autotrader上で購入し、車を運んできてもらう方法もありますが、必ず事前に直接見ること強くおすすめします。
私の場合、一日レンタカーを借りて、候補の車を順番に見に行くことにしました。当日の朝にTraderに電話し、掲載されている車があるか、今から見に行っていいかを確認します。
一軒目、着いてびっくり。Traderの窓ガラスは割れているし電気も付いていない。店が潰れているのではないかと思うほど。でも中に入ってみると感じの良い店員が対応してくれました。
お目当ての車を確認すると、写真で見るよりも状態が悪く、傷やシートの破れ、臭いなど…
続いて同じ価格帯の同じ車を見に、別のTraderに行きました。こちらは状態が良く、臭いもあまりなく、即決しました。
写真で見た限りあまり違いがなさそうに見えたのですが、実際に見てるとあまりの違いに驚きました。
試乗する
購入前に軽く試乗させてくれるところもあります。その場合は一度試乗することをおすすめします。
私の場合、MOT歴も確認していたので試乗は断ってしまったのですが、後日車に乗ってみた際にブレーキパッドのキーキー音が気になりました。(ゆっくり走行した時や駐車時)
恐らくブレーキパッド交換時期が近くなっていたのかと思います。
購入した先のTraderは1ヶ月間の故障・修理の保証をつけていてくれていたので、交換してくれることになりました。
購入・支払い
購入が決定したら、免許証を見せて、契約書に署名し、車の説明書と鍵などの一式を受け取り、お支払いします。
中古車traderによってはクレジットカード支払いOKのところもありますが、ほぼデビットカードか銀行送金になります。
購入時の支払いは普通のお買い物と変わりません。カードリーダーにデビットカードを挿入して一括購入です。
購入した車の配送
即日持ち帰る
徒歩や交通機関でTraderに行った場合は、その日に購入した車に乗って帰ることができる場合があります。
その際は1日だけの保険をTraderが付けてくれるので、免許証さえあれば自分で運転して持ち帰れます。
後日配送
私のようにレンタカーで行った場合や、一部修理してからの引き渡しになった場合、後日配送をお願いできるTraderもあります。
“〇〇マイルまでは無料配送、その後1マイルごとに£○“ などありますが、取りに行くより安いし楽です。
私の場合は£6くらいの配送料でした。安い…!
最後に
駐在中に車があると行動の幅も広がりますし、ストライキが頻繁にあるイギリスではかなり助かります。
ただ、Cashで中古車一括購入が現実的かと思いますので、今回は中古車の探し方や購入方法について紹介しました。
購入後の保険・税金・車両登録等についてはこちらの記事にまとめておりますので、ぜひご確認ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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